「最強にかわいい!!」??
水曜日, 4 月 15th, 2009昨日、お誘いを受けスタッフみんなで舞台を見に行ってきました。
「夜は短し歩けよ乙女」
「田中美保ちゃん、最強にかわいい!!」と聞いていたので楽しみに行ってきました。
確かにかわいい!!
そして、何よりしっかりと「表現者」でした。
原作者の森見登美彦氏の「私の小説はヘンテコです。ヘンテコと言えば可愛げがあるけれど、殺伐とした言い方をすれば「破綻している」。・・・」(パンフレットより)の文章を読み、どんな感じ???と思いながら見ていたのですが、何が「ヘンテコ」で何が「破綻」しているのか・・・。
とにかくスピード感が心地よい!
昨年のM-1チャンピオンを取ったときのノンスタイルの漫才を見ているような、そんなスピード感、爽快感があり本当に楽しかった!
渡部豪太さんの語りで物語は進んでいきますが、「舞台初挑戦!?」であそこまで空気を掴めるのは凄いですね。
ベンガルさん、綾田俊樹さんはさすがな「空気感」を作っておりました。一言で自分の世界に「うまいタイミング」と「距離感を保ったまま」お客様を持って行きます。
辺見えみりさんは本当に素敵な方なんでしょうね。周りの空気が柔らかい。(柔らかいだけではないですよ。)
西村直人さんは一瞬で自分の間に引きずり込みますね!
高山都さんは、いい感じのスパイスになっていました。
宮菜穂子さん、板垣桃子さんは劇中、(西村さんも)二役以上こなしていますが、違和感が全然ない!!
原口健太郎さんの間合いの取り方は、武道家?レベル???
そのほか、凄い楽しい方も多く出演しており、みんなが一緒に楽しんでいる感じが凄く伝わりました。
そして、最強にかわいい田中美保さんは、自分を精一杯表現しておりました。
「現在、地球上の動く物の中で一番かわいい!!」と噂の実物を見られて感動しました。
舞台の緊張感、ライブ感はいつも勉強になります。
主役はお客様、その魅力を引き出すのは僕ら脇役の仕事。
お客様だけが頑張っても、自分たちだけ頑張ってもいいスタイルは作れません。あくまでも一緒に良いスタイルを作れるように「その時の気分」「どんな自分になりたい」etc。いろんな情報をお客様と共有することで、よりよいスタイルが作れたら最高ですね。
邪魔にならずに、しかし、しっかりと自分を表現すること、いつもそんなことを考えながら見てしまいます。
店内が、舞台のように演出できたら素敵ですね。